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三栄書房の研修旅行

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編集長スズキです。
突然ですが、24日は朝8時に東京駅に集合でした。
しかも、三栄書房の全社員です。

東北新幹線に乗って、北へ向かいます。
向かった先は、仙台です。
仙台でバスに乗り換えて、最初に向かったのは、笹かまぼこの工場。ここで、製造工程を見せていただいて、お昼ご飯です。

もの作りの現場は、おもしろいです。
できたての笹かまぼこは、美味かった!
次に向かった先が、この研修の主目的でした。
向かったのは、石巻です。3.11の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。

日本製紙石巻工場です。
日本製紙は、国内屈指の大手製紙会社です。石巻工場は、その主力工場です。
石巻の沿岸にある工場は、津波で大きな被害を受けました。それでも、関係者の努力によって、震災から半年後に製造を開始、約1年で主要マシンの稼働再開。今年の2月には、工場内の鉄道専用線も復旧し、名実ともに完全復興しました。

実は、MFiの紙は、まさにここで作られているのです。
今回、僕らは石巻工場の方への感謝の気持ちを込めて、一冊特別に製本した最新号をお持ちしました。
表紙の次に1枚紙を挟み込んで、そこにメッセージを書いたのです。

紙の製造工程も見せていただきました。工場好きのMFiとしては、非常に興味深かったですね。見せて頂いた紙が作るマシン(抄紙機)は、N6マシンと呼ばれているものでした。日本製紙の技術の詰まったN6マシンは、全長約250m。ここを時速約90kmのスピードで紙が走っていきます。
工場の雰囲気は、製鉄所と似てますね。

石巻工場の近くは、こんな風景が広がっていました。
ニュースの映像では何度も見たことがある風景ですが、現実を前にすると、言葉を失います。

以前は、新興住宅地だった場所が、いまは、荒野です。
震災について、今一度考えなければ。現実から眼を背けてはいけない。
考えさせられる研修旅行でした。








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