編集長スズキです。
3連休はどうお過ごしでしたか?
僕は・・・中日の日曜日は撮影へ出かけていました。
MFi創刊以来の連載である「SuperCar Chronicle」のための撮影です。
このスーパーカー・クロニクル、ご存じのように主役は「透視図」です。
精巧な透視図(X-Ray illustration)がないとページが成立しない仕組みです。
これまで82号、休むことなく連載できてきたのは、それだけの透視図があったということ。かつては、寿福隆志さんが担当なさっていました。寿福さん亡き後、いまは大内誠さんがイラストを描いてくださっています。
今日発売のVol.82「ニッポンの実力 Japanese Engine01」のランチア・デルタS4のイラスト、ご覧になって頂けましたか? これぞプロの技、が満喫できます。
イラスト制作は、膨大な資料と格闘するのは当然として実車の取材も大切です。
日曜日にあったのは、そんな取材&撮影でした。
大内巨匠とともに向かった先は、埼玉県某所。
そこで待っていてくれたのが、このクルマです。
ランチア・フルビア・ザガート・デイトナ
どこから見てもカッコイイ!
アルミボディなんです。「戦うクルマ」としての迫力が違います。
このフルビア・ザガート・デイトナ、FFなんですね。
エンジンは・・・・
1.6LのV型4気筒です。正確に書くと、V型4気筒SOHC。
変わった形式のエンジンです。
V型と言っても挟角は、いわゆる狭角V型ですね。
角度は11度強。ぱっと見、V型には見えません。
大内巨匠が、エンジンの中身も「透視」してくださると思いますが、本当に面白いエンジンです。当時のランチアの先進ぶりがよくわかります。
だって、ピストン冠面が水平ではないんですからね。
サイドシルには丸い穴がたくさん。当然軽量化のためです。あらゆるところが極限まで軽く造られています。
かっこいい!
床にいらっしゃるのが、大内巨匠です。徹底的にこうして取材なさっているのです。
どんなイラストが仕上がってくるか、楽しみです。
仕上がったら、誌面に載せますからね。よろしくお待ちくださいませ。