ちょっと前に、バイクが壊れました。
少々重篤。どうやらカムチェーン破断です。
カムスプロケットがヘッドカバーから見えます……。
というわけでまずはシリンダヘッドを分解。
ヘッドカバーを開けると……うあああ。
カムチェーンはいない。カムスプロケットが
ポテトチップスのような格好になっています。
あーあ。ってことはカムチェーンは腰下。
クランクケースのサイドケースを開けると、
からまったカムチェーンがとぐろを巻きます。
何が壊れて故障したのかを見極めるためです。
どうやらカムチェーンが摩耗限界を超え、
ドライブ側ではなんとか大丈夫だったのが
エンブレ/減速方向の逆ドライブ側で
テンショナーが支えきれなくなり、破断。
そのままエンジンストール。そう思えました。
というわけで部品を手配して、
ギヤトレーンをバラして清掃して、
もう一度組み直したのが、たしか1ヵ月くらい前。
よーし直った! さあ目覚めてくれマイバイク!
ってキックしたらスコッと降りちゃって、
あー……圧縮ゼロ……。
やっぱりバルブが逝っちゃっていました……。
仕方なくシリンダヘッドをおろします。
ウチのバイク、2ストみたいに燃焼室/クランク室が
ギヤトレーン/カムトレーンと別室なんです。
ヘッドを裏返したら、あーあ、
排気バルブが曲がっていました。残念。
というわけでヘッドやり直し。部品手配です。
案外早く届いた新品を慎重に組み付けて、
気になっていたアレやコレやも一緒に直して、
おそるおそるキックを踏むと……
おお!大変な重さだ!
空キックで燃料を筒内に送り込み、
上死点を出して一気に蹴りおろすと
ドカン!と一発で復活。ああ直った……。
怖いので連休中に近場をぐるぐる回り、
異常のないことを確認。どうやら大丈夫のようです。
あー長かった……。大事に乗りましょう。