こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。
今日はお昼過ぎからダンロップの発表会です。
新タイヤの登場。同ブランドの看板・エナセーブの
最量販モデルのフルモデルチェンジです。
アンベールの瞬間をパチリ。いきなり幕を取るから……。
エナセーブEC203と銘打つ新商品のコンセプトは
長もち。タイヤ購買層のほとんどがエコタイヤを選び、
その彼らに問うた最優先事項が長寿命性だったそう。
というわけでエコ性能に加えて長もちを加えるべく、
技術開発が進んだと説明してくれました。
どうやって長もちさせるかというと、形状と素材。
形状っていうのはトレッドデザインですね。
素材はコンパウンドの組成を工夫します。
低転がりの代表格ともいえるシリカと
ゴムの主成分・ポリマーはいわば水と油。
たいへん馴染みが悪く、
普通に混ぜてもきれいに分散しないそうです。
すると、ゴムが動いたときに不均一な分布は
必要以上の発熱を起こしてしまい、柔らかくなる。
グリップ方向にはいい話なんですが、
燃費タイヤにはあまりよろしくない。
そこで、ナノレベルの技術解析でポリマーを
うまく分散させ、不要な発熱を抑えるゴムとしました。
たとえばエンジンだと、トルクとパワーが両立できない、
ディーゼルエンジンだとNOxとパワーどちらかしかとれない。
そんなイメージで「じゃあグリップ性は少し落ちるんですか」
と聞いてみたら、従来どおりですとおっしゃる。
どうも化学の世界ってのはトレードオフってならず、
単純に「技術積み増し」というように動くようです。
先代のEC202から数年で性能アドオン。
タイヤってのは新しいのを買わないとダメだなあと
思わされた発表会でした。早く乗ってみたいですな。