こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。
24日の今日、厚木の日産テクニカルセンターへ
フランク・ミウラーとともに取材へ出かけてきました。
次号の「点火と燃焼」について点火時期のお話を
聞かせていただけることになったのです。
しまった、何にも今日は写真がない。というわけでNTCです。
(PHOTO:NISSAN)
リタード/アドバンス。遅角/進角ですが、
言葉自体が相対的。何に対して早いのか、遅いのか。
ご存じ、エンジン運転状態に応じて点火時期は
刻々と変化していまして、そもそもそれはなぜですか。
のような基本を教えてもらいました。
自身の車がキャブで全域リッチ状態、
トランジスタ点火装置をもちいて火種を作り
ディストリビュータでせいぜいガバナ進角、
円筒型開磁コイルでバチバチやっている身としては
点火でトルクをコントロール……おお……。
すべてが夢のようです。
キャブ車には高圧エネルギーを与えて焼き尽くす!
なんてのがチューニングの世界では人気ですが、
新しい車になるとあまりやらないなあなどと
かねて思っていました。今日の取材でなるほどと。
そもそもちゃんと空燃比をインジェクタで制御して
いるわけで、苦労しなくてもちゃんと燃えるわけですね。
むしろ高容積比にともなうノッキング対策が
点火時期制御の肝ですと。おお、特集のテーマです。
そして最近は、リーンやらEGRやらで燃えにくい
混合気がだんだんシーンとして増えていますので
それをどうするかがこれからの課題のひとつですね。