今日は秋晴れ。気持ちのよい一日でした(東京は)。
いつのまにか10月も後半。
もうすぐ東京モーターショーです。
東京モーターショーでは、MFiはセミナーを開催します。
詳しいことは、もうちょっと(今週中には決定しますから)待っていてください。
11月3日(祝日)東京ビッグサイト会議棟606号 入場無料
っていうのは、決まってますからね。
予定、空けておいてください!
さてさて、現在発売中のMotor Fan illustrated Vol.109。
これは、W型12気筒エンジンのブロックです。
IAAフランクフルト・モーターショーのKSPGのブースで撮影しました。
KSPG。コルベンシュミットですね。
W12。乗ったことないのですが、どんな感じなんでしょう?
狭角V6×2というレイアウトですが、どんな振動特性なんでしょう?
V12より明らかにコンパクトになるのはわかるのですが・・・
____なーんてことがわかる特集です。
こちらもIAAで取材したエンジン。
Obrist Powertrain(オブリスト・パワートレーン)の
HICEというシリーズ・ハイブリッド用2気筒エンジンです。
MFiでも取り上げてますよね。
じつは、オブリスト社からメールでご案内を頂いていて、「IAAに出展するから見に来い」って言われてたんです(もちろん、もっと丁寧ですけど)。
「HICE搭載の実車もある。乗れるぞ」というメールもいただいていて(繰り返しますが、もっと丁寧なメールです)、こりゃ行かねば、と思ってブースへ行ったわけです。
ブースへ行くと、担当者が、「エンジンの詳しい説明、しよか?」というので、「いや、説明は東京で2時間たっぷり聞いたから大丈夫」というと、「? なんで?」となるわけです。そこで名刺を出して名乗ると、「おお、そうか。記事、見たよ、モーターファン・イラストレーテッドか」となったわけです。
「で、乗りたいんだけど」と僕。
「ちょっと待ってて、いま社長がいないから」
「わかった」
「とりあえず、クルマ、見る?」
「見たい見たい」
というわけで、IAAの薄暗い駐車場に案内されました。
こちらが、その実車です。
Geery(中国の吉利汽車)のクルマにHICEを載せたものです。
この箱に2気筒エンジンが入っています。
(おおっ、なるほど)
なんてうなずきながらブースに戻ると、社長登場。
「お、モーターファンね。とりあえず、行こうか。免許、持ってる? うん。そうか。じゃ行こうか」
ってことで、また同じ駐車場へ。
「とりあえず、助手席に乗せてよ」と僕が言うと、「なに言ってんだ、運転しろ!」
と言われて、駐車場を出てフランクフルトの街へ。
完全マスバランスのための逆回転ツインクランクシャフトを備えて、振動が少ないのが、HICEの2気筒エンジンの特徴。完全マスバランスのための逆回転ツインクランクシャフトを備えて、振動が少ないのが、HICEの2気筒エンジンの特徴。
時速65km/hにスピードが達すると、エンジン始動。と言っても、シリーズハイブリッドですから、走行は常にモーターです。
「どうだ? エンジンが始動したの、わかったか?」と社長。
「わかるわかる。振動は確かに少ないけど、わかるよ」と僕。
「そうなんだ。もとのクルマのNVH性能がいまいちなんだよ。でも、これ、載せただけで、NVHの対策はなにもしてないんだ。だから、ちゃんと対策すれば、振動はほぼ感じなくなるよ。次のテスト車を待っててくれ」と社長。
「それはいつ?」
「うーん、2年後くらいかな」
「じゃあ、次のIAAではまた次のに乗れるね」
なーんてことを話ながら試乗を終えました。
こういう新機軸、大好きです。