編集長スズキです。
先週、MFiの締切(校了)の真っ最中に、スバルの次世代技術の説明会がありました。
新聞やニュースの報道でご覧になって方もきっと多いですよね。
会場には、新しいプラットフォームのフロアが置かれていました。
綺麗なボディですね。余計な補強がないフロアはとてもすっきりしていてきれいです。
ボディの各部の剛性を70%~100%向上させるというこのスバル・グローバル・プラットフォーム。コレをベースに開発しているのが今年秋に登場する次期インプレッサが楽しみです。
スバルのプラットフォームは、これまでもひとつのプラットフォームを上手に使って車種バリエーションを作ってきました。
次世代のスバル・グローバル・プラットフォームも同じで、このプラットフォームからスバルの主要車種を開発していくわけです。
スバルが目指す動的質感は
①まっすぐ走れる
②不快な振動騒音がない
③快適な乗り心地
としています。
②と③に関しては、どのメーカーも大声で言いそうなことですが、①はなかなか言いませんよね。だってまっすぐ走れるって当然のこと、だって思われがちですからね。
①を開発目標にすえるということは、とりもなおさず、「いまはまっすぐ走れてません」って言ってるのと同じこと。それをちゃんと言って、「次はまっすく走れるクルマを作る」って宣言しているのが、ものすごく好感を持てます。
じっさい、「まっすぐ走るクルマ」って思いの外少ないと思います。
無意識にステアリングを微調整をしないとまっすぐ走らないクルマは多いです。そういうクルマは長時間走るととても疲れます。
よく昔の自動車雑誌で「矢のような直進安定性」なんて言い方をしましたが、そういうクルマはあまりありません。
ということで、スバルが目指す新しい方向、とても興味を持って見ていきたいと思っています。