負傷・タカハシでございます。
4月17日のエントリー「ルノー・スポール鈴鹿テスト 20130417」でお伝えできなかった「実は…」という部分がコレです。
ルノー・スポールが走りの性能に磨きをかけた新たなグランツーリズモ、「ルノー メガーヌ エステートGT220」が鈴鹿サーキットのピットに置かれていたのでした。
名前の通りにエステートでありながら、これまたGT220の名前が示す通りに220hp(162kW)/5500rpmのF4Rt 直4DOHC16バルブターボエンジンを搭載、レーシングカーもかくやのマシンになってしまったという、ある意味、狂い果てた感のあるクルマでございます。
かつて日本でも三菱のランサーエボリューションワゴンMRなんていう世も末なクルマがあったことを思い出します(まぁ、それを言ってしまうと、歴代のスバルのレガシィ ツーリングワゴンも世界的にはとんでもないクルマではありますが…)。
さてこのエステート、シャシーは当然ながらルノー・スポールがチューニング。ブレーキにはメガーヌGTラインより40mm大径のφ320mmベンチレーテッドディスクを採用。ターボのブースト圧から加速Gに至るまで、スポーツ走行に欠かせない各種データをリアルタイム表示するR.S.モニター装備とやりたい放題。それでいてお値段は319万円。個人的にはたいへん「お値ごろ感」が高いんじゃないかと思います。5月16日から販売です。
そしてピット裏にはこんなヤツもいました。
ルノーのレース活動で培われたノウハウを、トゥインゴの軽量コンパクトなボディに惜しげもなく詰め込んだ「トゥインゴ ルノー・スポール カップ」。ロールを抑えてコーナリング性能をより向上させる「カップ」仕様のシャシーを採用し、最高出力98kW(134ps)/6750rpm、最大トルク160Nm/4400rpmの1.6ℓのチューンド・エンジンを載せてみました。いや、「載せてみました」とか呑気なこと言ってる場合じゃありませんな、こりゃ…。
ちなみにお値段は235万円ナリで、なんと限定30台!! 販売は5月9日です。個人的にはこっちの方が気になりますが、いずれにせよ負傷・タカハシにはそんなお金はございません(涙)
さて、なんでコレが以前に書けなかったかと言うと、世の中には「エンバーゴ(報道解禁日)」という「この日までは一切、情報を外部に出してはイカン」という厳しい掟がありまして、これを破って解禁日以前に出してしまうと、あんなことやこんなことなど、二度と世間の表街道を歩けなくなるような恐ろしい目にあってしまうのです。
この両車の場合は「4月25日まで情報を出してはイカンよ」ということになっておりまして、今まで延び延びにしておりました。え、なんで4月25日に書かなかったかですって?
いや、それはまぁ、その…。