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119号「ターボラグ」

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こんにちは、MZWです。毎日暑いですな。

先週末、119号のすべてのページを校了してきました。
いつもなら今日くらい、8日から9日くらいが
血を吐く日程と決まっているのですが、
日本にはお盆というすばらしい行事がありまして、
それに向けて日本中が盛り上がることから
「じゃあ早く終わらせないとね!」と決まりまして、
まあそういうわけです。
吐いたのは血だけではなかったですけど。

まあそんなことはどうでもよくて、119号はターボラグです。
最初は、新旧ターボエンジン徹底比較十番勝負
みたいなことを考えていたのですが(少し誇張)
なんで新旧なのよと問われて「ラグの有無」と答えたら、
じゃあターボラグ特集にしたらいいんじゃない
となったわけです。

シーケンシャルやらツインスクロールやら、
可変容量やら可変バルブタイミングやら、
等長マニフォールドやら内蔵エキマニやら、
なんかまあいろんな方策が挙がる今日この頃、
なんでこんなにいろんなやり方があるかっていえば
ターボラグを小さくしたいからですね。

ラグを消滅させることはできない。
これは構造的にわかります。だから小さくする。
だけどクルマのエンジンってのは運転状態が
とにかくメチャクチャ(言い過ぎか)で、
この条件ならバッチリなのに、っていうのができません。
あらゆる使い方においてラグを感じにくいように
仕立てるにはどうしたらいいのか。そいつを
メーカーやサプライヤー各社の皆さんに訊きました。

MHIET(三菱重工エンジン&ターボチャージャ)のTD04HL型。
乗用車用としては最大容量レベルのターボチャージャーですな。


トヨタに内製ターボ付きエンジンを、
日産にターボラグとCVTの組み合わせの妙を、
HKSに大出力ターボの作り方を、
MHIETに高効率ターボの作り方を、
イートンにスーパーチャージャーサイドの言い分を、
ターボテクノサービスに壊れたターボの直し方を、
それぞれ徹底的に訊いてきました。

いろんなところでそれぞれの主張を聞いていると、
なんとなく「なるほどそういうわけか」というのが
見えてくるからおもしろいものです。
話が長くてスミマセン。続けます。


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