こんにちは、MZWです。毎日暑いですな。
9月5日、日産セレナの試乗会にいってきました。
ご存じ、自動ステアリング制御が導入された
「やっちゃえ、日産」がいちばん進んでいるクルマ。
果たしてProPILOTなるその技術がどうなのか、
好奇心半分猜疑心半分でお邪魔してみました。
自動運転。ドライバーがなんの操作を加えなくとも
アクセルと、ブレーキと、ステアリングを
自律的にクルマが制御して走り続けます。
これらはいわゆる手足。路面判断には目が必要で、
それがカメラとセンサの数々です。脳はECUですね。
そしてこれらは、これまでのクルマにも実装済み。
その使い方を「もうあと少し」だけ進めると
ProPILOTとして機能させられるというわけです。
自律的なアクセル=クルーズコントロール
自律的なブレーキ=ABS/ESC
自律的なステアリング=EPS
閑話休題。試乗拠点が日産の横浜本社でして、
そこから自由に走ってみてくださいと預かります。
もちろんねらうのは高速道路と渋滞(笑)。
いつも血を吐くくらいに苦しめられている3号線上り!
と思ったのですが時間がなさそうで却下……。
ということで首都高大黒PAあたりを目的に
神奈川線、湾岸線、1号羽田線あたりを走ります。
最初に運転していたのは編集長スズキ。
ぼくは3列目で運転する様子を眺めています。
「すばらしい!」とか「これはいい!」などと
感動しているのが見て取れます。へえ、そうなのか。
勝手にくるくる回るハンドル。ついに市販車実装。
それには敬意を払いますが……。
なんて冷ややかな目で見ているうちに運転交代。
なーにこんなもの……どうせそんな……!?
な、なんですと……!ここここれは!
運良く(笑)1号羽田線は混雑渋滞。
その状態でProPILOTを発動させると、
夢のような運転状態が広がっていました……。
すみません、正直最初は心底バカにしていました。
こんなもの、という具合に。しかしですね、
コレは本物です。すばらしい装置でした。
自動運転=運転する喜びが喪失する、なんて
論調がありますね。全然、まったく違います。
だってACCを常時ONにして走る人、いないですよね。
必要なときにだけ、クルーズコントロールさせますよね。
自動運転、自律運転も一緒です。使いたいときに用いる。
その使いたいときが、自分が心底運転に疲れているとき、
自分の運転操作欲求が環境により通らないとき(渋滞とか)、
これらのシステムはたいへんな意義があります。
皆さんもぜひ、体験してみてください!